《11月の養生》

みなさま
お元気にお過ごしでしょうか。
11月8日に立冬を迎え、季節は冬になってきました。
今月は、おうち食医®認定講師の郡司真里先生が担当です。

冬のポイントは保温。
冬にとりたい食材は大根です。


こんにちは、茅ヶ崎の齋藤助産院で助産師をしている郡司真里です。
11/8は「立冬」でした。 暦の上では「冬」に入りました。

この暖かい季節から寒い季節への変わり目で、助産院にいらっしゃるママ達も体調を崩す方がいらっしゃいます。
ママ達とお話ししていると、「寒くなってきたから温めないと!」という言葉がよく聞かれます。

中医学では、冬の養生のポイントは「保温」です。「加温」ではないのです。
理由としては、冬は身体の矢印の向きが内向きになります。
毛穴を閉じて、冷えが入らないように、病気が入らないようにしているのて身体の中は夏よりも温かいのです。
そんなお腹が温かい冬に外が寒いから、エアコンをガンガンつけて薄着でお部屋にいたら、せっかく閉じていた毛穴が開いてきてしまいます。

開いた毛穴は、「ドアを開けて好きにお入りください」と言っているようなものです。
その開いた毛穴からインフルエンザやほかの病気も入りやすくなってしまいます。

なので冬は今ある自分の身体の温度を維持するための「保温」が大切です。

また首の後ろ、手首、足首は覆っておくことも保温の効果、冷えを入れないためには大切です。
助産院では、マフラーやレッグウォーマーを使うように妊婦さんやママ達にお伝えしています。

どんなに用心していても、冷えや病気が入ってしまうこともあります。
そんな時は身体を温める食べ物を食べて、汗をかいて追い出しましょう! 生姜、ネギ、シナモン、よもぎなどは身体を温めてくれるので、寒気を感じたらお味噌汁やお茶に入れて召し上がってみてください。

また冬を生き抜くためのの気を持っているのは、根菜類です。
大根、にんじん、ごぼう、かぶなどです。
これらの物は、必ず火を通してお鍋など水気の多い調理方法で召し上がってください。

特に大根は「冬の大根は病気をしない」と言われているくらい、冬にはお勧めの食材です。 お味噌汁、豚肉と大根の煮物、おでん、ふろふき大根、お鍋など沢山の美味しい調理方法がありますので、楽しみながら召し上がってくださいね。

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