夏の薬膳ポイント① ‐夏は胃腸が弱りやすい季節です‐

中医学・薬膳教室 おうち食医®を主宰しております、萌木のり子です。
神奈川から未病予防を発信しております。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

さて、私が住む神奈川では、夏のようなお天気です。
急に暑くなると、冷たいものが欲しくなりますが、

「ちょっと待って!!」

夏は胃腸が弱りやすい季節です。

理由は2つ。
①夏のお腹は冷えてます
人間は、恒温動物です。暑い夏も、寒い冬も体温を一定に保ってます。
夏は体の中に熱がこもりすぎないように、外向きに熱を発散させてます。
そのため、夏のお腹は冬より冷えやすくなってます。
冷えたお腹は、働きが悪い!

②夏は湿気が多い季節
まだ、梅雨入りしていない関東ですが、梅雨の時はもちろん、
梅雨が明けても、日本の夏は多湿です。

しかも、今年の夏は、湿気が多いことが予測されています。
湿気の多い天気は、私たちの胃腸の働きを弱らせます。

前回の、記事にも書きましたが、
お砂糖でできた甘いもの、
揚げ物、こってりラーメンなどの脂っこいもの、
生野菜、お刺身などの生もの、
冷蔵庫から出したばかりの冷たいもの、
辛すぎるなどの味の濃いもの
は、胃腸の働きに負担をかけるので、

弱った胃腸で、これらのものを多く食べると、胃腸が吸収しきれずに、
体の中からも「湿」が発生します。

体の外からの湿、中からの湿は、どちらも重だるさの原因となります。

最近、なんだか、気が重い。
最近、そんなに食べてないのに、むくんで体が重い。
最近、頭が重だるく痛い。
最近、だるい。

夏の薬膳ポイントは、ズバリ!除湿です。
天気は変えられないから、
湿の元となる、胃腸の働きを元気にし、
上手に湿を出す方法を、次回からご紹介していきたいと思います。

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